BD FACSLyricTM フローサイトメーターとの接続で、採血管のセット後、検査レポートまでを自動化
BD FACSDuetTM
- 検体前処理から検査レポート作成までを完全自動化
BD FACSDuetTM システムは22種類の採血管チューブタイプに対応しており、「BD FACSLyricTM フローサイトメーター」に接続し、検体の入った採血管をセットするだけで、一度に最大40検体を前処理から検査レポート作成まで、一連の工程をオートメーションで行います。また、バーコード管理により検体や使用された試薬のトラッキングを確実に行うことが可能です。
BD FACSDuetTM サンプル調製システム<洗浄機能付き>は、遠心機能と洗浄機能を内蔵しており、効率性がさらに向上しました。
- 患者さんの免疫状態を正確に把握
HIV感染による免疫不全症や、PID(原発性免疫不全症)などの自己免疫疾患の診断には、免疫細胞の詳しい状態を把握することが大切です。また、白血病や悪性リンパ腫などにおける幹細胞移植では、移植する造血幹細胞の絶対数を正確に測定することが求められます。こうした検査に用いられるのが幅広い臨床的アプリケーションに対応するフローサイトメーターです。
- 感染リスクとヒューマンエラーの発生を軽減
フローサイトメーターで標準化された検査を実現するためには、検体の前処理を正確に行うことが重要となります。BD FACSDuetTM システムは予め登録された調製プログラムに沿って、内部に設置された検査用分注ロボットが熟達した検査技師に代わり、検体の分注から、試薬や溶剤のピペッティングによる注入、攪拌などを自動で行います。これにより、検体の調製におけるばらつきを抑え、ヒューマンエラーの発生や検査技師の感染リスクを軽減します。
◆測定の流れ◆
1.採血管の登録
検体の入った採血管をBD FACSDuetTM システムにセットすると採血管のバーコードを読み込み、臨床検査情報サービス(LIS)からダウンロードされた検査オーダーに紐づけられます。
2.検体と分注したチューブをリンク
採血管をチューブラックへ収容。チューブラックのバーコードを読み取ることで、検査情報やワークリスト情報がBD FACSLyricTM フローサイトメーターへ送信。チューブ一つひとつを検体とリンクします。
3.検査用分注ロボットが調製
検査用分注ロボットが試薬や溶剤をピペッティングにより注入。必要に応じてチューブラックを振動させ、攪拌させます。試薬バイアルはバーコードで試薬種類と使用期日が確認され、使用量(消費量)が追跡できます。
4.BD FACSLyricTM フローサイトメーターに自動搬送
調製された検体が自動でBD FACSLyricTM フローサイトメーターに搬送され、測定を開始します。チューブラックのバーコードを読み込んで、レポートがダウンロードされます。
製造販売届出番号:13B1X10407000176