Agilent 1290 Infinity III LC システム

ID:K04824

分析LC機器とラボの両方において高い効率を実現するように設計された、超高性能液体クロマトグラフィー(UHPLC)システム

1290 Infinity III

    1290 Infinity III LCシステムは、柔軟性の高いハイエンドUHPLCシステムとして、あらゆるUHPLCまたはHPLC測定を実施できます。機能として、広いパワーレンジ、温度範囲、拡張可能な自動注入量範囲とグラジエントオプションなどがあります。

  • 日々のHPLCルーチンを支援:Agilent InfinityLab Assistにより、日々の作業を効率化して、手間のかかる手動プロセスを簡略化し、いつでもどこからでもLCシステムを継続的に制御できます。
  • 液切れを回避:Agilent InfinityLabレベルセンシングにより、溶媒ボトル内の液量をモニタリング。次のシーケンスにおいて十分な液量があるかどうかを予測して、レベルが低くなっている場合はアラートで通知し、コストのかかる再分析を回避します。
  • バイアル位置を簡単に確認:Agilent InfinityLabサンプルIDリーダーは、バイアル位置がわからなくてもサンプルを検出できるため、確実性が向上します。サンプル ID とバイアル位置は自動的に確認されます。
  • UHPLCの最大性能:1290 Infinity III 高速ポンプのパワーレンジは、最大130MPa の超高圧と最大5mL/minの高分析流量を兼ね備えています。
  • 超高速グラジエント:10µLのきわめて低いディレイボリュームにより、ナローボアカラムで超高速グラジエントを実現できるため、LC/MSアプリケーションに最適なフロントエンドUHPLCポンプです。
  • 最小の拡散量:低拡散量により、クロマトグラフィーの最大分離能を実現します。
  • 高サンプルロード、高速注入サイクル:標準的なアジレント製スタックの設置面積内で最大6,144種類のサンプルに対応できるため、単位面積あたりのサンプル数が多くなります。デュアルニードル注入による高速サイクルで、サンプルスループットを高速化します。
  • 超低キャリーオーバー:1290 Infinity III マルチサンプラのマルチウォッシュ機能により、クロルヘキシジンなどの分析困難な化合物の場合でも、キャリーオーバーを10ppm未満にまで低減して、優れたデータ品質を実現します。
  • 優れたカラムハンドリングと温度制御:1290 Infinity III マルチカラムサーモスタットは、室温20℃から最大110℃の幅広い温度範囲で、温度を正確に制御できるカラムコンパートメントです。MCTのカラムコンパートメントは、最大8本のカラムを収容できます。
  • 広範な検出器:1290 Infinity III ダイオードアレイ検出器(DAD)、可変波長検出器(VWD)から選択できます。より特殊なアプリケーションの場合には、蛍光検出器(FLD)、示差屈折率検出器(RID)、または蒸発光散乱検出器(ELSD)を使用できます。1290 Infinity III LC システムは、さまざまな質量分析計と組み合わせることもできます。
  • 多くの種類のクロマトグラフィーデータシステムへのスムーズな統合:Agilent InfinityLab LC機器は、OpenLab CDSやMassHunterソフトウェアなどのAgilentデータシステムと組み合わせて使用できます。さらに、Agilent機器コントロールフレームワーク(ICF)を通して、Waters EmpowerやThermo Scientific Chromeleon CDSなどの他社製クロマトグラフィーシステムと統合することもできます。

仕様

シリーズ 1290 Infinity III
バイナリポンプ仕様
1290 Infinity III
フレキシブルポンプ仕様
本体のサイズ
(W)x(D)x(H)mm
435×468×200
重さ 21.0kg
電源 100-240VAC
最大カラム本数 8本
流量範囲 G7120A、G7104Aともに最大5mL/min
注入範囲 0.1~100µL0.1~1,500µL(マルチ注入キットを使用した場合)
溶媒の種類の最大数 最大26(溶媒選択バルブを使用した場合)
最大温度ゾーン数 2(マルチカラムコンパートメントの場合)1(内蔵カラムコンパートメント付きバイアルサンプラの場合)
システム圧力の使用範囲 最大130MPa
希望小売価格
(税抜)
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